• 「国連犯罪情報事務局」元理事。
    日本での案内役となった特命係と共に、レイブンを追う。

    [ Comment コメント ] 水谷さんを中心に、長台詞長回しの、地に足の着いた撮り方というのか、面白いドラマだと思って見ていました。映画固有の奥深さや空気感を体感できて、久しぶりに“映画をやったな”という手応えのある現場でしたね。(リュウは)幼児期の体験から、戦争に対する大きな憎しみを背負った人間です。根本に哀しみがあり、どこか過去を引きずって生きていますが、国や人を思う優しさも持った、非常に豊かな人物じゃないかなと。その辺の設定も興味深く、やり甲斐がありました。水谷さんとの共演は初めてでしたが、繊細なリアリティを求められる芝居では、受けとめていただいたというか、息の合ったコミュニケーションができたのではないかと感謝しています。

    鹿賀丈史
    1950年10月12日生まれ、石川県出身。
    72年に劇団四季へ入団し、舞台『イエス・キリスト=スーパースター』(73)で主演デビュー。80年に劇団を退団後、映像分野でも活躍。映画『疑惑』(82)、『麻雀放浪記』(84)、『キャバレー』(86)の3作にてそれぞれ日本アカデミー賞助演男優賞を受賞。また、テレビ番組「料理の鉄人」(93~99)で初代美食アカデミー主宰となる。主な出演作は「天皇の料理番」(80、TBS)、「振り返れば奴がいる」(93、CX)、「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」(16、CX)、『DEATH NOTE/DEATH NOTE the last name』(06)、『武士の家計簿』(13)、『シンドバッド』(声の出演、16)がある。